猫の病気・健康の本おすすめ9冊|飼い主向けごはん・介護の本も【Kindle対応】
「最近よく水を飲む気がする」「吐く回数が増えたかも」と、愛猫の小さな変化が気になったことはありませんか。
猫は不調や痛みを隠したがる動物だといわれ、飼い主が気づいたときには病気が進んでいた、ということも少なくありません。
だからこそ、元気なうちに病気のサインや食事、シニア期のケアについて本で学んでおくことが、いざというときの判断を助けてくれます。
この記事では、猫の病気と健康の本を「病気と健康管理」3冊、「ごはんと栄養」4冊、「シニア猫・介護」2冊に分けて、合わせて9冊紹介します。
すべてKindle版(電子書籍)があるので、気になったタイミングですぐに読めます。
なお、本はあくまで知識を得るためのもので、診断や治療は必ず獣医師に相談してください。
迷ったら、気になる症状から考えられる原因を引ける「猫の病気のサインがわかる図鑑」を手元に置いておくのがおすすめです。
猫の本の選び方 4つのポイント|病気・健康の本は「誰が・いつ書いたか」
健康に関わる本は、ほかのジャンル以上に選び方が大切です。
次の4つを確認してから選びましょう。
1. 獣医師や研究者など専門家が書いているか
病気や栄養の話は、間違った情報をうのみにすると猫の体に直接影響します。
獣医師、動物病院の院長、栄養学の研究者など、その分野の専門家が書いた本を選びましょう。
著者のプロフィールは商品ページで確認できます。
2. 発行年を確認する
医療や栄養の情報は、研究が進むにつれて更新されていきます。
病気や治療に関する本は、できるだけ新しいものを選ぶのが基本です。
古い本を読む場合は、考え方や心がけを学ぶものと割り切り、具体的な数値や治療法は最新の情報や獣医師の説明で確認してください。
3. 目的(予防・食事・介護)が自分の状況に合っているか
若くて元気な猫なら、病気のサインや食事の基本を学べる本が役立ちます。
シニア期に入った猫と暮らしているなら、介護や看取りの本を早めに読んでおくと、心の準備ができます。
愛猫の年齢と、いま気になっていることから逆算して選びましょう。
4. 本の役割は「受診の目安を知ること」と心得る
本を読んでわかるのは、あくまで一般的な知識です。
目の前の愛猫がどんな状態なのかは、実際に診察した獣医師にしか判断できません。
「本で調べて様子を見る」のではなく、「本で気づいて早めに受診する」ために使うのが、健康の本の正しい活かし方です。
猫の病気の本おすすめ3冊|病気のサインと健康管理を学ぶ
まずは、病気のサインや長生きの心がけ、腎臓病の研究について知ることができる3冊です。
1. 猫が30歳まで生きる日 治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見(宮崎 徹)
刊行当時、東京大学大学院の教授だった宮崎徹さんが、血液中のタンパク質「AIM」の発見と、その研究の歩みを語る本です。
猫にとって宿命的な病ともいわれる腎臓病とAIMの関係が、この本の大きなテーマになっています。
章立ては、研究者としての修業時代からAIMとの出会い、そして「ネコの腎臓病とAIM」「腎臓病のネコにAIMを投与」「ネコ薬の開発」「臨床試験に向けて」へと進みます。
飼育のハウツー本ではなく、医療研究の現場を描いた読み物なので、猫の腎臓病に関心がある方が背景を知るのに向いています。
紙の本は2021年発行で、研究や薬の開発状況はその後変わっている可能性があります。
実際の治療については、必ずかかりつけの獣医師に相談してください。
こんな人におすすめ:猫の腎臓病の研究について、研究者本人の言葉で知りたい方
猫が30歳まで生きる日 治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見
宮崎徹さん(刊行当時・東大大学院教授)が、タンパク質「AIM」の発見と猫の腎臓病研究を語る本。
2. 猫の病気のサインがわかる図鑑(服部 幸)
東京猫医療センター院長の服部幸さんが、猫の見た目や行動に現れるSOSのサインと、そこから考えられる原因をまとめた図鑑です。
章は「体の状態・行動」「おしっこ」「吐く・ウンチ」「目・鼻・耳・口」「皮膚・毛」と、気づくきっかけ別に分かれています。
「体重が減る、やせる」「多飲多尿」「くり返しトイレに行く」「目やに・涙が出る」など、飼い主が日常で気づける変化から引ける構成です。
全ページカラーで、さっと手に取って異変を確認する1冊として活用してほしい、と紹介されています。
紙の本は2024年発行と新しめ。
本で当てはまるサインを見つけたら、自己判断で様子を見すぎず、早めに動物病院を受診しましょう。
おしっこのトラブルと飲水量の関係については、猫の水分不足が招く泌尿器の病気|膀胱炎・尿路結石を防ぐ飲水量アップ対策7つもどうぞ。
こんな人におすすめ:「いつもと違う」に早く気づいて、受診の判断に役立てたい方
猫の病気のサインがわかる図鑑 ~体調不良や痛みを見逃さないために
猫専門病院の院長が、見た目や行動に出る病気のサインと考えられる原因を解説。
3. ネコを長生きさせる50の秘訣(加藤由子)
動物行動学が専門で、動物園の動物解説員をしていたこともある加藤由子さんによる新書です。
「よい関係を築く」「快適な暮らし」「豊かな絆を結ぶ」「病気にさせない」「幸せな老後」の5章で、長生きのための秘訣を50項目にまとめています。
「キャットフードの知識をもつ」「人の食べ物は与えないを基本とする」「早期発見が病気を治す最大の武器であることを知る」「老ネコの健康管理を心がける」など、項目名を見るだけでも方向性が伝わってきます。
病気の各論よりも、毎日の暮らし方や心がけに重点を置いた1冊です。
紙の本は2009年発行と古めなので、フードや医療の具体的な情報は、新しい本や獣医師の説明とあわせて確認するのがおすすめです。
こんな人におすすめ:病気の予防を、毎日の暮らし方や猫との関係づくりから考えたい方
ネコを長生きさせる50の秘訣 ごはんを食べなくなったら?鳴き声はストレスの表れ?
動物行動学が専門の著者が、関係づくりから老後まで長生きの秘訣50を解説する新書。
猫のごはん・栄養の本おすすめ4冊
毎日のごはんは、健康の土台です。
市販フードの選び方を学べる本と、手作りごはんの本を合わせて4冊紹介します。
持病がある猫や療法食を食べている猫は、食事を変える前に必ず獣医師に相談してください。
4. 獣医師が考案した長生き猫ごはん 安心・簡単・作り置きOK!(林 美彩)
獣医師の林美彩さんと古山範子さんの名前が著者欄に並ぶ、手作り猫ごはんの本です。
最初の章「季節のレシピと猫ごはんの基本」では、Hop・Step・Jump方式という進め方と、基本の作り方を紹介。
「ドライフードやウェットフードより手作り食のほうがいいですか?」「手作り食を食べない我が子には?」といった疑問に答えるQ&Aの章もあります。
一度挫折した人や、尿路結石を経験した猫の飼い主さんの手作りごはん体験記、人と猫で楽しむ「おすそわけレシピ」も収録。
副題のとおり、作り置きができる点も、忙しい人にはうれしいポイントです。
手作り食は栄養バランスの管理が大切なので、持病のある猫は、かかりつけの獣医師に相談してから始めましょう。
こんな人におすすめ:手作りごはんに興味があり、獣医師が考えたレシピから始めたい方
獣医師が考案した手作り猫ごはん。基本の作り方・Q&A・体験記・おすそわけレシピを収録。
5. 獣医師くぅ先生の猫の食事がわかる本(獣医師くぅ)
獣医師でペット栄養管理士でもある「獣医師くぅ」さんによる、猫の食事の本です。
著者は、YouTubeチャンネル「くぅのキャットフード研究室」を中心に、猫の食事や健康に関する情報を発信している方。
第1章は猫の体に必要なカロリーや栄養素の基本、第2章は製造方法や原材料のチェックポイントなどキャットフードの選び方、第3章は食事の回数などあげ方のガイド、第4章はダイエットや増量などお悩み別の食事対策、という構成です。
紙の本は2026年1月発行で、今回の9冊のなかでいちばん新しい本。
「キャットフードはどう選ぶ?」という疑問に正面から答えてくれるので、市販フードを中心にあげている方は、まずこの1冊から読むのがおすすめです。
こんな人におすすめ:市販のキャットフードの選び方・あげ方を、基本からきちんと学びたい方
愛猫の健康と幸せを守る 獣医師くぅ先生の猫の食事がわかる本 病気のリスクを減らして健康寿命を延ばす!
ペット栄養管理士でもある獣医師が、栄養の基本・フードの選び方・あげ方を解説。
6. 猫はなぜごはんに飽きるのか? 猫ごはん博士が教える「おいしさ」の秘密(岩崎永治)
「昨日まで食べていたフードを、急に食べなくなった」という経験は、多くの飼い主さんにあるのではないでしょうか。
この本は、ペットフード会社の研究部門に所属し、猫の栄養学を専門とする博士が、猫にとっての「おいしさ」の秘密を解説する1冊です。
書名そのものが、飼い主のよくある疑問になっているのがユニークなところ。
「おいしさ」という切り口から猫のごはんを考える本なので、食べムラに悩んでいる方のヒント探しに向いています。
なお、急な食欲不振が続くときは病気が隠れていることもあるので、本で調べるより先に動物病院へ相談してください。
こんな人におすすめ:愛猫の食べムラや「飽き」に悩んでいて、理由から知りたい方
猫はなぜごはんに飽きるのか? 猫ごはん博士が教える「おいしさ」の秘密
猫の栄養学を専門とする博士が、猫にとっての「おいしさ」の秘密を解説します。
7. お取り分け 猫ごはん(五月女 圭紀)
書名のとおり、「お取り分け」で作る猫ごはんをテーマにした本です。
著者欄には、五月女圭紀さんと、はりまや佳子さんの名前が並んでいます。
猫のためだけに一から作るのは大変でも、取り分けなら続けられそう、と感じる方には入りやすい切り口です。
紙の本は2018年の発行。
手作りごはんでは、猫が食べてはいけない食材を避けることと、栄養の偏りに気をつけることが大前提になります。
レシピを試す前に、愛猫の体調や持病に合うかどうかを獣医師に確認しておくと安心です。
こんな人におすすめ:手作り猫ごはんを、無理のない形で試してみたい方
書名のとおり「お取り分け」で作る猫ごはんがテーマ。手作りを気軽に試したい方に。
シニア猫・介護の本おすすめ2冊
最後は、シニア期の猫との暮らしに寄り添う2冊です。
1冊は介護と看取りの実用書、もう1冊は老いていく動物たちの日々を収めた本です。
8. 猫の介護ハンドブック ~気持ちに寄り添う緩和ケア・ターミナルケア・看取り(江本宏平)
往診専門の動物病院で院長を務める江本宏平さんが、緩和ケア・ターミナルケア・看取りについて解説するハンドブックです。
副題には「気持ちに寄り添う」とあり、ケアの方法だけでなく、気持ちの面も大切にしたタイトルになっています。
介護や看取りは、いざその時が来てから調べようとすると、気持ちにも時間にも余裕がなくなりがちです。
愛猫がシニア期に入ったら、元気なうちに一度目を通しておくと、選択肢を落ち着いて考えられます。
具体的なケアの方法は猫の状態によって変わるので、かかりつけの獣医師と相談しながら進めてください。
こんな人におすすめ:シニア猫と暮らしていて、介護や看取りに備えておきたい方
猫の介護ハンドブック ~気持ちに寄り添う緩和ケア・ターミナルケア・看取り
往診専門動物病院の院長が、緩和ケア・ターミナルケア・看取りを解説するハンドブック。
9. くぅとしの 認知症の犬しのと介護猫くぅ(晴)
認知症の犬「しの」と、そのそばにいつもいた猫「くぅ」の日々を収めた1冊です。
紹介文は「まるで階段を降りるように老いていくしの。そばにはいつもくぅがいました。」
書名に「介護猫くぅ」とあるように、老いていく犬に寄り添う猫の姿が、この本の中心にあります。
ケアの方法を学ぶ実用書ではなく、老いと向き合う時間そのものを見つめる本です。
介護の知識を詰め込んで少し疲れてしまったときに、手に取りたい1冊といえます。
紙の本は2019年に辰巳出版から発行されています。
こんな人におすすめ:シニア期の動物と暮らす日々を、あたたかい目線で見つめ直したい方
老いていく認知症の犬しのと、いつもそばにいた猫くぅの日々を収めた1冊。
タイプ別早見表
9冊の特徴を、タイプ別に一覧にしました。
愛猫の年齢と、いま気になっていることに合わせて選んでください。
| 書名 | タイプ | こんな人に |
|---|---|---|
| 猫が30歳まで生きる日 | 読み物・腎臓病とAIMの研究 | 腎臓病の研究の背景を知りたい |
| 猫の病気のサインがわかる図鑑 | 図鑑・症状から引ける | 異変に早く気づきたい |
| ネコを長生きさせる50の秘訣 | 新書・暮らしの心がけ | 予防を日々の習慣から考えたい |
| 獣医師が考案した長生き猫ごはん | 手作りごはん・レシピ | 獣医師のレシピで手作りを始めたい |
| 獣医師くぅ先生の猫の食事がわかる本 | 食事の基本・フード選び | 市販フードの選び方を学びたい |
| 猫はなぜごはんに飽きるのか? | 読み物・おいしさの秘密 | 食べムラの理由を知りたい |
| お取り分け 猫ごはん | 手作りごはん・取り分け | 無理なく手作りを試したい |
| 猫の介護ハンドブック | 実用書・介護と看取り | シニア期に備えておきたい |
| くぅとしの | 老いと介護の日々を収めた本 | 気持ちの面で支えがほしい |
Kindle(電子書籍)で読むメリット
今回紹介した9冊は、すべてKindle版(電子書籍)が用意されています。
健康の本で電子書籍がとくに便利なのは、「気になったその時」にすぐ読めることです。
夜中に愛猫の様子が気になったときでも、その場で購入して該当の章を確認できます。
スマホのKindleアプリに入れておけば、動物病院の待合室で読み返して、獣医師に聞きたいことを整理することもできます。
気になるページにブックマークを付けておけば、あとから探しやすいのも電子書籍ならではです。
本棚の場所を取らないので、何冊か揃えても部屋が散らかりません。
図鑑やレシピなどカラーの紙面が多い本は、スマホよりタブレットなど大きめの画面のほうが読みやすくなります。
購入前に無料サンプルで読み心地を確かめておくと安心です。
よくある質問
Q. 本で調べれば、動物病院に行かなくても大丈夫ですか?
いいえ、本は受診の代わりにはなりません。本でわかるのは一般的な知識までで、愛猫の状態を判断できるのは実際に診察した獣医師だけです。気になる症状があるときは、本で調べて様子を見るのではなく、早めに動物病院を受診してください。
Q. 猫の病気の本は、まだ若くて元気な猫でも読んでおいたほうがいい?
元気なうちに読んでおくのがおすすめです。ふだんの様子を知っているからこそ「いつもと違う」に気づけるので、若いうちから病気のサインや食事の基本を知っておくと、早期発見につながります。あわせて、定期的な健康診断も受けておくと安心です。
Q. 手作りごはんの本を読めば、すぐに手作り食へ切り替えても大丈夫?
急な切り替えはおすすめできません。猫には食べてはいけない食材があり、栄養バランスの管理も必要です。とくに持病がある猫や療法食を食べている猫は、必ず事前にかかりつけの獣医師に相談してください。
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まとめ

猫の病気と健康の本は、「病気のサイン」「ごはんと栄養」「シニア期の介護」と、愛猫の年齢やいまの心配ごとに合わせて選ぶのがポイントです。
最初の1冊には、症状から引ける「猫の病気のサインがわかる図鑑」のような本を手元に置いておくと心強いでしょう。
ただし、本の役割は「早く気づいて、早く受診する」ための知識を得ることです。
診断や治療は必ず獣医師に相談しながら、愛猫との健やかな毎日を守っていきましょう。
※本記事の商品リンクはアフィリエイトリンクです。Kindle版の取り扱い・価格は変動するため、最新情報は各ストアでご確認ください。



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