猫が出てくる小説・マンガおすすめ7冊|猫好きのための物語の本【Kindle対応】

猫と暮らしていると、猫が出てくる物語にも、つい手が伸びてしまいませんか。

飼い方の本とはちがって、物語の本は何かの「役に立つ」ために読むものではありません。

けれど読み終えたあと、隣で寝ている猫がいつもより少し愛おしく見える――猫の物語には、そんな力があります。

この記事では、猫が出てくる本を「コミックエッセイ・マンガ」2冊、「エッセイ」1冊、「小説」4冊に分けて、合わせて7冊紹介します。

笑いたい日、泣きたい日、静かに過ごしたい日と、気分で選べるようにタイプ別の早見表も用意しました。

すべてKindle版(電子書籍)があるので、寝る前のひとときや移動中にも読めます。

迷ったら、野良猫のナナと青年サトルの旅を描いた「旅猫リポート」から読んでみてください。

猫の本の選び方 4つのポイント|物語の本はこう選ぶ

実用書とちがって、物語の本選びに正解はありません。

それでも、次の4つを意識すると「いまの自分に合う1冊」に出会いやすくなります。

1. いまの気分で選ぶ

くすっと笑いたいのか、思いきり泣きたいのか、ほっとしたいのかで、選ぶ本は変わります。

とくに、猫との別れを扱う作品は、気持ちが落ち込んでいるときや愛猫を見送ったばかりの時期にはつらく感じることがあります。

あらすじを先に確認して、いまの自分が読みたい内容かどうかを確かめておきましょう。

2. 形式で選ぶ(マンガ・エッセイ・小説)

マンガやコミックエッセイは、短い時間でも区切りよく読めるのが魅力です。

エッセイは著者の実体験がベースなので、猫飼いとして共感できる場面が多くなります。

小説は読むのに時間がかかるぶん、物語の世界にどっぷり浸れます。

3. 実話か、フィクションか

実話をもとにしたエッセイは、「うちと同じだ」と思える身近さが楽しいところです。

フィクションの小説は、猫が語り手になったり、不思議な出来事が起きたりと、現実にはない視点をくれます。

どちらが良いということはないので、好みで選んで大丈夫です。

4. サンプルで文体の相性を確かめる

物語の本は、内容以上に文体や絵柄との相性が大切です。

電子書籍なら冒頭を試し読みできることが多いので、数ページ読んでから決めると失敗しにくくなります。

猫マンガ・コミックエッセイ・猫のエッセイおすすめ3冊

まずは、絵で楽しめるマンガ・コミックエッセイを2冊と、文章で読むエッセイを1冊紹介します。

どれも、猫と出会った人の暮らしが描かれた本です。

1. やつがれとチビ(くるねこ大和)

人気ブログ「くるねこ大和」の作者による、描き下ろしのオリジナルストーリーです。

紹介文は「やつがれとチビは竹やぶで出会ったんでさぁ。」の一文。

この語り口のとおり、独特の口調で進む物語で、ジャンルとしては「絵本漫画」と紹介されています。

ブログで描かれる日常とはちがう、1冊で完結するオリジナルの物語を読みたい方に向いています。

楽天ブックスでは、今回のマンガ・コミックエッセイの候補のなかで、もっとも多くのレビューが集まっていた1冊でもあります。

こんな人におすすめ:絵本のような雰囲気の、猫の物語を探している方

2. ウチの猫はひざに乗らない(伊藤 丈尋)

会社員をしながらInstagramやブログで日常を漫画にしてきた、伊藤丈尋さんのコミックエッセイです。

序章「出会い」に始まり、「ルームシェア時代の猫」「大家さんと猫」「ウチの猫はひざに乗らない」「犬もおるぞと 実家編」と、猫との暮らしが章ごとに描かれます。

タイトルのとおり、ひざに乗ってくれない猫との距離感が、この作品の軸になっています。

著者紹介によると、伊藤さんは出版を目前にした2021年12月に急逝され、本書は遺作として刊行されました。

べったり甘えるタイプではない猫と暮らしている方ほど、うなずける場面が多いかもしれません。

ひざに乗る猫と乗らない猫のちがいが気になった方は、猫が膝に乗ってくる理由|甘えのサインを見逃さないためにもどうぞ。

こんな人におすすめ:つかず離れずの猫との日常を描いた、等身大のコミックエッセイを読みたい方

3. 猫怪々(加門 七海)

怪談作家の加門七海さんによる、「育猫日記」と銘打たれたエッセイです。

猫に優しい町を選んでマンションを買った著者が、雨上がりの路地裏で、掌に乗るほど小さくぐったりした仔猫と出会い、見捨てられずに飼うことを決めるところから始まります。

ところがその仔猫は、いくつも病気を抱えていたうえに、なんと怪異現象までついてきたというのが本書ならでは。

病院通いに、気功にお経と、猫に振り回されながらも、しみじみと愛おしさが湧いてくる様子がつづられます。

保護した仔猫の看病という猫飼いにとって身近な話と、ちょっと不思議な話が同居する、ほかにない読み味の1冊です。

こんな人におすすめ:猫エッセイが好きで、少し不思議な話や怪談にも興味がある方

猫が出てくる小説おすすめ4冊

続いて、猫が物語の大切な存在として登場する小説を4冊紹介します。

ユーモアたっぷりの1冊から、じっくり読みたい物語まで、読み味はそれぞれちがいます。

あらすじは、各書籍の紹介文の範囲でまとめています。

4. 猫語の教科書(ポール・ギャリコ)

編集者のもとに届いた暗号のような原稿を解読してみたら、猫が書いた「全国の猫のためのマニュアル」だった――という設定の本です。

目次には「人間の家をのっとる方法」「人間ってどういう生き物?」「獣医にかかるとき」「おいしいものを食べるには」「魅惑の表情をつくる」といった章が並びます。

テーマは、快適な生活を確保するために猫が人間をどうしつけるか。

読んでいるうちに「ひょっとしてうちの猫も?」と思えてくる、ユーモアたっぷりの1冊です。

紙の文庫版には、大島弓子さんの描き下ろしマンガも収録されていると紹介されています。

紙の本は1998年発行のちくま文庫で、いまも読み継がれている定番です。

こんな人におすすめ:猫のおねだりにいつも負けてしまう、すべての飼い主さん

5. 旅猫リポート(有川 浩)

野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれた青年サトルと暮らし始めます。

それから5年、ある事情からサトルはナナを手放すことになり、「僕の猫をもらってくれませんか?」と、一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出ます。

懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに、サトルの秘密が少しずつ明かされていく、というロードノベルです。

著者は、映像化された作品も多い有川浩さん。

「永遠の絆を描く」と紹介されているとおり、猫と人の結びつきをまっすぐに描いた物語なので、時間に余裕のある日にじっくり読むのがおすすめです。

こんな人におすすめ:猫と人の絆を描いた物語で、思いきり心を動かされたい方

6. 世界から猫が消えたなら(川村元気)

主人公は、猫とふたり暮らしをしている三十歳の郵便配達員の「僕」。

ある日、余命わずかであることを宣告された僕の前に、自分とまったく同じ姿をした悪魔が現れます。

悪魔が持ちかけたのは、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引でした。

電話、映画、時計……と世界からモノが消えていく、僕と猫と陽気な悪魔の七日間の物語です。

映画製作に携わってきた川村元気さんの初の著作で、2013年の本屋大賞にノミネートされた作品と紹介されています。

こんな人におすすめ:猫のいる日常のかけがえのなさを、物語を通して感じたい方

7. パンとスープとネコ日和(群 ようこ)

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、長年勤めた出版社を辞め、母がやっていた食堂を改装して再オープンさせます。

メニューは、日替わりのサンドイッチとスープ、サラダ、フルーツだけ。

安心できる食材で手間ひまをかける、というのがアキコのこだわりです。

そんな彼女のもとに、ネコの「たろ」がやって来ます。

泣いたり笑ったりの愛おしい日々を描いた長篇で、著者はエッセイでも知られる群ようこさん。

日々の暮らしと猫の存在を、ゆっくり味わいたいときに合う1冊です。

こんな人におすすめ:食べものと猫が出てくる物語で、ほっとひと息つきたい方

タイプ別早見表|猫マンガ・エッセイ・小説を気分で選ぶ

7冊を、形式と気分で選べるように一覧にしました。

書名 タイプ こんな人に
やつがれとチビ 絵本漫画・オリジナルストーリー 絵本のような物語を読みたい
ウチの猫はひざに乗らない コミックエッセイ・実話 猫との日常に共感したい
猫怪々 エッセイ・育猫日記 少し不思議な話も楽しみたい
猫語の教科書 小説・ユーモア くすっと笑いたい
旅猫リポート 小説・ロードノベル 猫と人の絆に心を動かされたい
世界から猫が消えたなら 小説・七日間の物語 大切なものについて考えたい
パンとスープとネコ日和 小説・日々の暮らし おだやかな物語でほっとしたい

Kindle(電子書籍)で読むメリット

今回紹介した7冊は、すべてKindle版(電子書籍)が用意されています。

読みたいと思ったその場で購入して、すぐに読み始められるのが電子書籍のいちばんのメリットです。

スマホのKindleアプリに入れておけば、通勤中や待ち時間、寝る前の少しの時間にも続きを読めます。

部屋を暗くしたままでも読めるので、隣で眠っている猫を起こさずに読書できるのも、猫飼いにはうれしいところです。

文庫本が何冊たまっても場所を取らず、猫に本の角をかじられる心配もありません。

マンガやコミックエッセイは、スマホよりタブレットなど大きめの画面のほうが読みやすくなります。

物語の本は文体や絵柄との相性が大切なので、購入前に無料サンプルで冒頭を読んでみるのがおすすめです。

よくある質問

Q. 猫が出てくる本で、悲しい展開が苦手な人でも読めるものはありますか?

今回の7冊のなかでは、猫が人間をしつけるという設定の「猫語の教科書」や、食堂を舞台に日々を描く「パンとスープとネコ日和」が、紹介文を読むかぎり比較的おだやかに楽しめそうな本です。別れや命をテーマに含む作品もあるので、気になる方は購入前に商品ページのあらすじを確認してください。

Q. 猫のマンガと小説、普段あまり本を読まない人にはどちらがおすすめ?

読書の習慣があまりない方には、区切りよく読めるマンガやコミックエッセイから入るのがおすすめです。今回の7冊なら「やつがれとチビ」「ウチの猫はひざに乗らない」の2冊がマンガ形式です。

Q. Kindle版のマンガはスマホでも読めますか?

Kindleアプリを入れればスマホでも読めます。ただ、マンガは文字が小さくなりやすいので、タブレットなど大きめの画面のほうが快適です。

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まとめ

まとめ
猫が出てくる物語の本は、マンガ・エッセイ・小説のどれを選んでも、読み終えたあとに隣の猫がもっと愛おしくなるのがいちばんの魅力です。

選ぶときは、形式よりも「いまの気分に合うかどうか」を大切にしてください。

笑いたい日には「猫語の教科書」、じっくり浸りたい日には「旅猫リポート」というように、気分に合わせて選ぶと長く楽しめます。

秋の夜長に、猫をひざに……乗ってくれなくても、そばに感じながら読書を楽しんでくださいね。

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