猫の寒さ対策はいつから?始める気温の目安と秋のうちに済ませたい準備7つ

猫を飼っていると、朝晩が涼しくなってきたころに「そろそろ寒さ対策をした方がいいのかな?」と迷うことがあるのではないでしょうか。

早すぎると暑がってしまうし、遅すぎると気づかないうちに愛猫が体を丸めて震えている…ということにもなりかねません。

この記事では、猫の寒さ対策を始める時期の目安と、秋のうちに済ませておきたい準備7つ、留守中の暖房の考え方とグッズ選びの順番をまとめました。

猫の寒さ対策はいつから始める?

雪の積もった庭を歩く黒猫
結論からいうと、猫の寒さ対策は朝晩の最低気温が15℃を下回るころから少しずつ始めるのが目安です。

関東平野部なら10月中旬から11月上旬ごろ、北日本や山間部ならもう少し早く、西日本や都市部ならもう少し遅くなります。

「冬になってから」ではなく、秋の涼しさを感じ始めたタイミングで寝床や暖房の準備を整えておくと、急な冷え込みにも慌てずに済みます。

気温の目安

猫が快適に過ごせる室温は、一般的に20〜28℃前後といわれています。

あくまで目安ですが、室温が20℃を切ると寒がる子が増え、15℃を下回ると多くの猫が丸くなって暖を取り始めます。

人が「上着が欲しいな」と感じる気温が、猫にとっても寒さ対策のスタートラインだと考えるとわかりやすいです。

地域と住まいで変わる

同じ気温でも、日当たりの悪い部屋や床が冷えやすいフローリングの家では、体感温度はぐっと下がります。

特に猫は床に近い場所で過ごす時間が長いため、人が立って感じる温度より低い環境にいることを忘れないようにしましょう。

築年数が古くすきま風が入りやすい家や、1階の部屋は、早めの準備がおすすめです。

猫が寒がっているサインが出たらすぐに

気温に関係なく、次のようなサインが見られたら寒さ対策を始めるタイミングです。

  • 体を小さく丸めて、しっぽで顔や足を隠して寝る
  • 人の膝や布団の中、家電の上など暖かい場所ばかり選ぶ
  • 水を飲む量が減った、動く時間が減った
  • 毛を逆立ててふくらんでいるように見える

寒がっているサインの見分け方や、猫が快適に感じる室温については猫の冬の寒さ対策7つ|寒がっているサインと快適な室温・留守番の注意点で詳しく解説しています。

秋のうちに済ませたい寒さ対策の準備7つ

毛布にくるまって暖まる2匹の猫
冷え込みが本格化する前に、次の7つを順番にチェックしておきましょう。

① 寝床の場所を「暖かくすきま風のない位置」に移す

夏に涼しい窓辺や廊下に置いていた寝床は、冬には一番冷える場所になります。

窓や玄関から離れた、日中に日が当たる場所や部屋の内側へ、秋のうちに移動しておきましょう。

床から少し高い位置に置くだけでも、床の冷気を避けられます。

② ドーム型ベッドと毛布を用意して洗っておく

囲まれた形のドーム型ベッドは、猫自身の体温で中が暖まるため、電気を使わない寒さ対策の基本です。

去年のベッドや毛布を使うなら、秋の晴れた日に洗って天日干しし、ダニやニオイをリセットしてから出してあげましょう。

新しく買う場合も、猫は新品のニオイを警戒することがあるので、早めに部屋に置いて慣らしておくのがコツです。

③ ペットヒーター・湯たんぽを点検する

去年使ったペットヒーターは、使う前にコードのかじり跡やひび割れ、カバーのほつれがないか必ず確認します。

湯たんぽはフタのパッキンの劣化をチェックし、カバーも忘れずに洗っておきましょう。

点検で不安があれば、寒くなる前に買い替えておくと安心です。

④ 留守中の暖房ルールを決めておく

日中留守にするご家庭は、「エアコンを何度でつけておくか」「電源を切るものは何か」を家族で決めておきましょう。

温湿度計を猫の生活する高さに置いておくと、留守中の室温を把握しやすくなります。

留守中の暖房の安全については、次の章で詳しく解説します。

⑤ 水分補給の工夫を考える

寒くなると猫は水を飲む量が減りやすく、膀胱炎や尿路結石のリスクが上がるといわれています。

水飲み場を暖かい場所にも増やす、ぬるま湯を用意する、ウェットフードを取り入れるなど、秋のうちから飲水量を意識しておきましょう。

⑥ 体重と被毛のチェック

秋は換毛期で、冬毛に生え変わる時期でもあります。

ブラッシングで抜け毛を取り除いておくと、冬毛がしっかり整って保温力が上がります。

また、寒さで運動量が減ると太りやすくなるため、秋の体重を記録しておくと冬の変化に気づきやすくなります。

⑦ 子猫・シニア猫は早めに始める

子猫は体温調節がまだ未熟で、シニア猫は筋肉量が減って寒さに弱くなっています。

成猫より1〜2週間早く、最低気温が18℃前後になったころから寝床の見直しを始めると安心です。

持病のある子は、寒さ対策の内容についてかかりつけの獣医師にご相談ください。

留守中の暖房はどうする?安全に使う3つのルール

留守中に一番安全なのは、エアコンの暖房を控えめの設定温度でつけておく方法です。

エアコンは火を使わず、猫が触れてやけどをする心配もないため、日中いない時間の暖房に向いています。

そのうえで、次の3つのルールを守りましょう。

  • 低温やけどを防ぐため、ペットヒーターは必ずカバー付きで、猫が自分で降りられる状態で使う
  • コードは配線カバーで覆うか、留守中はコード付きの暖房器具の電源を切る
  • ストーブやこたつなど火や熱源がむき出しの器具は、留守中は使わない

低温やけどは40℃台のぬるさでも長時間触れていると起こるため、「熱くないから大丈夫」とは限りません。

暖かい場所と涼しい場所の両方を用意して、猫が自分で移動できるようにしておくことが一番の安全対策です。

寒さ対策グッズはこの順番で揃える

いろいろなグッズがありますが、揃える順番は「電気を使わないものから」が基本です。

1. ドーム型ベッド・毛布(電気なし)

まずは猫自身の体温で暖まれる寝床を整えます。

囲まれた形のベッドに毛布を1枚足すだけで、多くの猫は秋から初冬を快適に過ごせます。

2. 湯たんぽ・レンジ式ヒーター(電気なし・短時間)

夜だけ冷える時期や、留守中に電気を使いたくない場合に便利です。

じんわりとした暖かさで低温やけどのリスクも比較的低いですが、必ずカバーをかけて使いましょう。

3. ペットヒーター(電気あり)

真冬の冷え込みや、シニア猫・子猫がいる家庭では、温度が安定するペットヒーターが心強い味方です。

サーモスタット付き、コードにかじり防止の保護管があるもの、洗えるカバーがついているものを選ぶと安心して使えます。

うちのとらさんの冬支度

うちのとらさんは、毎年10月の半ばになると、それまで見向きもしなかったドーム型ベッドに突然入るようになります。

その姿を見て「あ、今年も寒さ対策の時期だな」と気づくのが、我が家の恒例になっています。

去年は準備が遅れて、夜中に布団の中へもぐりこんできて足元でぎゅうぎゅうに丸くなっていたので、今年は9月のうちに毛布を洗って出しておきました。

猫の行動は、カレンダーより正確な寒さのセンサーだとつくづく感じます。

よくある質問

Q. 室温は何度に設定すればいいですか?

一般的に20〜28℃が猫の快適な範囲といわれています。留守中の暖房は20〜22℃前後の控えめな設定にして、暖かい寝床と涼しい場所の両方を用意しておくと、猫が自分で調節できます。

Q. 秋はまだ暑い日もありますが、ヒーターを出すのは早いですか?

ヒーターは最低気温が15℃を下回るころで十分です。秋のうちは寝床の場所替えと毛布の用意だけで足りることが多く、ヒーターは点検と準備だけ済ませておくのがおすすめです。

Q. 子猫の寒さ対策はいつからですか?

子猫は体温調節が未熟なので、成猫より早めに最低気温18℃前後を目安に始めましょう。生後間もない子猫の場合は保温が命に関わることもあるため、獣医師にご相談ください。

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まとめ

まとめ
猫の寒さ対策は、朝晩の最低気温が15℃を下回るころを目安に、秋のうちから少しずつ始めるのがおすすめです。

寝床の場所替え、ドーム型ベッドと毛布の用意、ヒーターの点検、留守中の暖房ルールを先に整えておけば、急な冷え込みにも慌てません。

グッズは電気を使わないものから順番に揃えて、愛猫が自分で暖かさを選べる環境を作ってあげてくださいね。