ネズミなどのすばやい小動物を獲物にしてきたハンター猫さんですが、目って良いんでしょうか?
視力はどのくらいなんでしょうか?
また動体視力や夜などの暗闇ではよく見えているんでしょうか?
猫さんの視野・視界についてはこちらをご覧ください。
視野・視界について
もくじ
猫さんの視力
猫さんの視力は人間の10分の1しかない
猫さんの視力は人間の10分の1程度で、0,1~0,2くらいしかないんです。
だいたい10メートル先くらいまでは見えているようですが、それでも0,1~0,2くらいなのでハッキリ見えているのではなくぼんやりとしか見えていないようです。
ハッキリ見えているのは2メートル先までしか見えていないんです。
視力が0,1~0,2では獲物を狩るときにとても不便だと思いそうですが、狩りをするときは遠くから走って捕まえるわけではなく、静かに獲物へと接近して近くなったところで捕まえることがほとんどだと思うので不便ではなさそうですよね。
2メートルあれば十分です。
それに10メートル以上離れている場合は 視力ではなく 人間より何倍も優れた聴覚や嗅覚を使って感知するので、遠い物を見る視力は良くなくてもいいんじゃないかと個人的には思いました。
鼻の役割~鼻は濡れている?
猫さんの動体視力は抜群
意外に目が悪い猫さんですが、動体視力は抜群によく、ネズミや鳥などの小さな獲物のちょっとした動きも感知することができます。
1秒間に数ミリ動いただけでも猫さんは分かるみたいです。
この能力のおかげで猫さんの獲物である小動物の素早い動きを察知できるようになっているんですね。
また 獲物を見つけて捕まえるとき、獲物から自分までの距離はどのくらいあるのか瞬時に察知できるようです。
素早い動きにはとても敏感な猫さんですが、逆にとてもゆっくりな動きは苦手らしく 普段の0,1~0,2の視力のままで、ぼんやりと または止まっているように見えてしまうみたいです。
とらさん獲物ボールを勢いよく投げると楽しそうにダッシュで追いかけますが
コロコロコロとゆっくり投げると 追いかけずこっちを見て「はい?」とつまらなそうにするんですが、それはつまらないんじゃなくてあんまり見えていないだけなんですよね!?
はい?
暗闇もへっちゃら
猫さんは夜行性なので 夜や暗いところではわずかな光を目の中に取り込めることができるので暗闇でもへっちゃらなんです。
その理由はタペタム層(写真を撮った時猫さんの目が光って写るあれです)といわれる光を取り込むことができる層が厚いので わずかな光さえあれば暗闇でも見ることができます。
人間の5~6倍はよく見えているようです。
ちなみに犬さんも暗闇でも見えているんですが、猫さんのほうが抜群に見えているんです。
その理由はやはりタペタム層が関係していて、犬さんのタペタムは10層ほどで、猫さんのタペタムは20層もあるんです。
猫さんは暗闇でも見えていますが人間はほとんど見えないので、暗い部屋を歩いていると隠れているとらさんを踏んじゃいそうになるときがありました。キケンです。
,,,タペタム。
すべては獲物を捕まえるため
獲物を追いかけるくらいの距離2メートル前後が良く見えることや、小動物のような小さな動きを察知する動体視力、狩りに適した 夜や暗闇でもハッキリ見える目などすべては獲物を捕まえるために特化した動物 ハンターなんですね!