猫の加齢サインを見逃さないためのポイント
おーい猫さーん こっちむいてーは猫の飼い方や豆知識など猫に関する情報を発信しています。
今回は猫の加齢サインを見逃さないためのポイントについての記事になります。
猫も年齢とともに変化する
猫は一般的に7歳を過ぎるとシニア期に入り、体や行動に少しずつ変化が現れてきます。
人間と同じように加齢によって体力が落ちたり、病気にかかりやすくなることもあります。
見た目では分かりにくいことも多いですが、毎日の暮らしの中で小さな変化を見逃さないことが大切です。
加齢サインのチェックポイント
猫の老化はゆっくり進むため、気づいたときには進行していたというケースも少なくありません。
以下のようなサインが見られたら注意しましょう。
- 活動量が減って寝ている時間が増えた
- ジャンプや階段の上り下りをためらうようになった
- 毛並みがパサついてツヤがなくなった
- 食欲のムラが増えた、体重が減ってきた
- トイレの失敗や回数の変化が目立つ
- 鳴き方や声のトーンが変わった
こうした小さな変化が積み重なることで、加齢や病気のサインに気づくことができます。
食事と加齢の関係
年齢を重ねた猫は代謝が落ちるため、若い頃と同じ食事では肥満や栄養不足につながります。
シニア向けフードは消化吸収が良く、関節や腎臓をサポートする成分が含まれているのでおすすめです。
また、歯や歯ぐきが弱くなってくると硬いフードを食べにくくなるため、ウェットフードやふやかしたドライフードを取り入れるのもよい方法です。
行動の変化に注目する
高齢になると視力や聴力も少しずつ衰えてきます。
そのため動きが慎重になったり、音に反応しにくくなることもあります。
特に夜中に落ち着かず歩き回ったり大きな声で鳴くようになった場合は、認知症の初期症状の可能性もあります。
生活リズムや行動パターンの変化は大切なサインなので、日々の観察を心がけましょう。
定期的な健康診断の重要性
シニア期に入ったら年1回の健康診断だけでなく、半年に1回は血液検査や尿検査を受けると安心です。
猫は病気を隠す傾向があるため、見た目が元気でも検査をすることで早期発見につながります。
特に腎臓病や糖尿病、甲状腺機能亢進症などは高齢猫に多く見られる病気です。
とらさんの加齢エピソード
我が家の猫さん「とらさん」も10歳を過ぎた頃から、高い棚に飛び乗る回数が減りました。
最初は怠けているのかなと思ったのですが、獣医さんに相談すると「関節に少し負担が出ているかもしれません」とのことでした。
今では踏み台を置いてジャンプの負担を減らし、シニア用フードに切り替えることで快適に過ごしています。
まとめ
- 猫は7歳頃からシニア期に入り、少しずつ変化が出てくる
- 活動量や食欲、毛並み、トイレの変化は加齢サインの一つ
- 食事や生活環境を工夫して負担を減らすことが大切
- 定期的な健康診断で早期発見・早期治療を心がける
小さな変化に気づいてあげることが、猫のシニアライフを快適にする第一歩です。毎日の観察を大切にしながら、長く元気に暮らせるようサポートしてあげましょう。