猫さんのひげは顔以外にもある
おーい猫さーん こっちむいてーは猫の飼い方や豆知識など猫に関する情報を発信しています。
今回は猫さんのひげは顔以外にもある!についてです。
もくじ
猫のひげは顔だけじゃない!全身に生えている「触手」のひみつ
猫さんのひげといえば、口元にピンと伸びている立派な毛を思い浮かべる方が多いと思います。
でも実はこの「ひげ」ただの毛ではありません。
「触手(しょくしゅ)」と呼ばれる特別なセンサーで、人間のひげとはまったく異なる重要な役割があるんです。
さらに、この触手は顔だけではなく体のあちこちにも生えているんですよ。
↓ひげの基本的な役割についてはこちらをご覧ください↓
ひげ(触手)は顔以外にもある
前足の内側に生えている触手
顔以外でまず注目したいのが、猫さんの前足の内側(後ろ側)にあるひげです。
わが家のとらさんも、ある日キャットタワーから降りた時、床にあった私の靴をするっと避けたことがありました。
「どうしてそんなに器用に動けるの?」と不思議に思い前足をじっくり観察してみると…2~3本、他の毛よりも長くてしっかりした毛があるのを発見!
この前足の触手は、顔のひげと同じく神経が集中した特別な毛で、床にある障害物を感知したり、空気の流れを察知するために使われています。
全身にも触手が生えている
実は猫さんの触手は、顔や前足に限らず耳・背中・しっぽなど全身にも生えています。
これらの触手は顔のひげのように目立ちませんが、1~4平方センチメートルに1本くらいの割合で存在し、常に周囲の情報をキャッチしています。猫さんのあのしなやかで無音な動きには、こうした全身のセンサーが大きく関わっているんですね。
ちなみに犬さんにも触手はありますが、猫さんに比べてまばらに生えているようです。
俊敏な動きは触手のおかげ
猫さんが物にぶつかることなく、スムーズに家具の間をすり抜けたり、暗い部屋でも自信をもって歩けるのは、全身の触手が空間の広さや物の位置をしっかり捉えているからです。
筋肉のしなやかさや柔軟性ももちろんですが、触手が常に外部の情報を受け取っていることで、安全で俊敏な行動ができるのです。
まとめ:猫のひげは「命綱」!大切にしよう
猫さんのひげ(触手)は、単なる飾りではなく「生きるために必要なセンサー」。むやみに切ったり、触りすぎたりするのはNGです。
もし自然に抜けていたとしても、また新しく生えてきますので、心配しすぎず見守ってあげましょう。
猫さんが快適に、そして安全に暮らしていけるように、触手という大切な“命綱”をこれからも優しく守ってあげてくださいね。