猫が寝る前に「ふみふみ」する理由
おーい猫さーん こっちむいてーは猫の飼い方や豆知識など猫に関する情報を発信しています。
今回は猫が寝る前に「ふみふみ」する理由についての記事になります。
猫の「ふみふみ」とは?
猫が前足を交互に押し出すようにして布や毛布をふみふみする姿を見たことがある方は多いでしょう。
このしぐさはとてもかわいらしく、見ているこちらも癒されます。
特に眠る前やリラックスしているときに見られることが多く、子猫だけでなく成猫になってからもよく見られる行動です。
ふみふみの本能的な理由
ふみふみはもともと子猫が母猫のお乳を飲むときのしぐさに由来します。
前足で母猫のお腹を押すことで母乳が出やすくなり、安心感を得る行動でもあります。
その名残が大きくなっても残っていて、特に安心できる場所や寝る前などに無意識に出てしまうのです。
安心とリラックスのサイン
猫が寝る前にふみふみをするのは、まさに「安心している証拠」です。
お気に入りの毛布や飼い主の膝の上でふみふみしている姿は、信頼関係がしっかり築けているからこそ見られる行動です。
眠る前に自分の寝床を整えるような意味合いもあり、快適に眠る準備をしているともいえます。
自分の匂いをつけている
猫の肉球には汗腺があり、そこから自分のフェロモンが分泌されます。
ふみふみすることで布や毛布に自分の匂いをつけ、「ここは自分の安心できる場所」と確認しているのです。
こうしたマーキング的な意味も加わり、落ち着いた気持ちで眠りに入ることができます。
ストレス解消の役割も
ふみふみはリラックスしているときだけでなく、ストレス解消の一環として出ることもあります。
安心できる行動を繰り返すことで気持ちを落ち着ける習性があるのです。
特に新しい環境に来たばかりの猫や、少し不安を感じている猫がよく見せる行動でもあります。
とらさんのふみふみエピソード
我が家の猫さん「とらさん」も、寝る前によくふみふみをしていました。
今では大人になったからなのか、ふみふみ姿を見かけなくなってしまったのですが、昔はお気に入りのブランケットの上に乗ると、しばらく夢中でふみふみしていました。
その後はゴロンと横になって、気持ちよさそうに寝てしまいます。
ときには私の腕をふみふみしてくれることもあり、「信頼してくれているんだな」と感じてとても嬉しくなりました。
まとめ
- ふみふみは子猫時代の母乳を飲むしぐさの名残
- 安心やリラックスのサインで、寝る前に多く見られる
- 自分の匂いをつけるマーキングの意味もある
- ストレスを和らげる効果もある
猫が見せるかわいらしい「ふみふみ」は、心が落ち着いている証拠です。寝る前のこの習慣を温かく見守りながら、一緒に安心できる時間を過ごしてあげたいですね。